空欄への「なし」記載および為替レート表記に関する大阪入管への確認結果
空欄への「なし」記載および為替レート表記に関して大阪入管へ確認した結果及び弊社の対応方針についてご案内します。
概要
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問い合わせ日:2025年7月22日、25日
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問い合わせ先:大阪入国管理局 留学・研修審査部門、大阪入管京都出張所
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問い合わせ方法:電話
背景
SpeedVisaでは、以下の欄に入力がない場合、自動的に「なし」と記載される仕様となっています。
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日本における連絡先 > 携帯電話番号
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在日家族
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経歴
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28(2). 経費支弁者 > 職業/電話番号(勤務先)
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申請人、法定代理人、法第7条の2第2項に規定する代理人 > 携帯電話番号
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仲介業者又は仲介者 > (1) 名称/(2) 住所
また、「28(2). 経費支弁者 > 年収」に外貨で入力がある場合、申請書の欄外に為替レート:1円=◯◯(2025年◯月◯日時点)
の形式で為替情報が記載されます。
ある利用校がこの仕様で作成された申請書を大阪入管京都出張所に提出したところ、審査官より以下の指摘を受けたと報告がありました。
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空欄に「なし」と記載しないでください
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為替レートの記載は「為替レート:」や日付の記載をせず、レート数値のみとしてください
これを受け、弊社では事実確認のため入管へ直接問い合わせを行いました。
結果
指摘を行ったとされる審査官の名前を伝えて問い合わせた結果、該当の審査官本人と直接会話ができ、以下の回答を得ました。
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「為替レート:」という表記や日付の記載をしないようにと指示した記憶はない
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むしろ日付があった方が為替レートの信憑性が高まるため、日付はあった方が良いと考えている
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「なし」と書かないようにとの指示を出した記憶もない
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「空欄を空欄のままにするか、”なし”と記載するか」については入管として統一されたルールがなく、どちらでも問題ないとの認識である
また、電話口で応対いただいた他の職員の方からも、以下のような共通した見解を得ました。
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入管庁や地方入管が発行している正式な手引書以外に明文化されたルールは存在しない
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明確なルールがない場合、学校側の記載方針を尊重し、入管側から「こう書いてください/こう書かないでください」と指示することは基本的にない
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個人の意見としては、空欄に「なし」と書かれている方が記載漏れではないことが明確になるため、むしろ望ましい
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為替レートについても、日付がある方が審査の参考になるため好ましい
弊社の対応
現時点でのSpeedVisaの仕様(空欄に「なし」と表示される仕様、為替レートに「為替レート:」や日付を含める記載方法)について、入管側から問題があるとの正式な見解は得られませんでした。
そのため、現状の仕様に変更は加えず、これまで通りの出力形式を維持いたします。